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【株式投資】初心者だった私がやらかした失敗 その1~チャートの読み方の間違い(超入門)

株価が以前のように上がらなくなり、ガッカリしている人も多いであろう今日この頃。チャンス到来の予感がします。まだ投資を始めていない方は、今から勉強して、世間が「VTIが~」とか「FIREが~」とか言わなくなってきたころに投資を始めましょう。

さて今回は、20数年前に株式投資を始めた私(かあねこ)が、初心者の頃やらかしたアホすぎる間違いを告白します。

株式投資の数字は「絶対値」ではなく、「比率(何%なのか)」を見るのだと分かっていなかった

株価や経済指標など、経済関係の数値はだいたい絶対値にはあまり意味はなく、比率(何%なのか)が大事です。

これを意識していないと、つい感覚だけで見てしまって、誤った認識をする場合があります。

かあねこは初心者の頃、これが分かっていなかったために、チャートすら正確に読めていませんでした。

以下に例を挙げます。

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例1:上昇トレンドのチャート

AとBはともに上昇トレンドを形成する2年間のチャートです。株価が上がったり下がったりしながら、前回の高値や安値を切り上げて、だんだん上がっていくことを上昇トレンドといいます。

さて、AとBはどちらも右肩上がりに上がっています。だから、「どちらも同じようなもの」だと言えるでしょうか。

答えは縦軸の数値にあります。Aのチャートは2年間で103%ほど上昇しているのに対して、Bのチャートは最大でも7%ほどしか上がっていません。AとBは全くの別物なのです。

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例2:ボックス相場のチャート

今度はボックス相場のチャートです。株価がだいたい上限と下限の決まった範囲内で、上下に動くことをボックス相場といいます。

CとDはどちらも6か月間のチャートです(時期が異なるのは気にしないでください)。ともにボックス相場と言えそうですが、投資するとしたらどちらが良いでしょうか。

Cはこの期間の最安値が952円、最高値が1003円であり、変動幅は5.4%です。

Dはこの期間の最安値が1981円、最高値が2612円であり、変動幅は31.9%です。

次に最安値と最高値ではなく、株価の下限と上限を大まかに捉えてみます。

Cの下限が大体960円、上限が大体1000円だとすると、変動幅は4.1%です。

Dの下限が大体2300円、上限が大体2500円だとすると、変動幅は8.6%となります。

この違いを踏まえて投資先を考えます。

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変化率を計算しよう

初心者の頃の私はチャートをパッと見て、「上がってるな~」とか「下がってるな~」とか、感覚的に捉えるだけで、変化率を意識していませんでした。

AとB、CとDのチャートを、同じようなものと認識していました。

「すごく株価の変動が激しい!」と思った株は、単にチャートの縦軸の目盛り間隔が小さいだけでした。

「ゆるやかに上がっている」と思った株は、チャートの縦軸の目盛り間隔が大きく、実は株価爆上げ中の成長株でした。

チャートの縦軸の数値を見るだけで、変化率がどれぐらいかパッと分かる人もいるでしょう。かあねこの場合は計算しないと分かりません! 計算しないと分からないという方のために、変化率の計算式をご紹介します。

なお、証券会社などが提供しているトレーディングツールは、チャートの目盛り間隔を自在に変更できるものがほとんどだと思います。

ふう……、計算式って見るだけでしんどくなってくる。実際に電卓を叩いてみると簡単な計算です。数式にすると頭痛くなるのが不思議です……。
投資をしていると、パーセンテージの計算ばかりしなければなりませぬ……。
今回のお話が投資を始めたばかりの方や、これから投資を始める方に、少しでもお役に立てれば幸いですにゃー。

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