【体験談】アトピーとの長い闘い 治療法ごとに効果の有無をまとめる
私(かあねこ)は生まれた時からずっとアトピー(アトピー性皮膚炎)。数々のアトピービジネスに騙され、悪化と寛解を繰り返してきました。
今回は今までの人生で取り組んだ「治療法」と、「効果があったかどうか」をまとめてご報告します。
(アトピーの症状や原因は人それぞれ違います。これはあくまで私の経験談ですので、あなたにも当てはまるとは限りません。私に効果があったものが、あなたにもあるとは限らないし、私に効果がなかったものが、あなたにもないとは限らないことをご了承ください。)
効果があった治療法
1.ストレスをなくす
(心理的ストレスの除去と、肉体的な休息)
結論から行きます。私の40年以上にわたるアトピー経験から言いますと、これに勝るアトピー治療はないです!(笑)
- 毒親・毒家族の抑圧
- 受験期
- 出産・育児期
- オーバーワークの時
高ストレスな状態が続くと、アトピーは悪化します。
すでにお気づきかと思いますが、解消するのが不可能なことがほとんど!
しかし、出来ることを、出来る範囲でやりました。
ストレスになる人を遠ざける。仕事を減らす。なるべく休む、なるべく寝る。
どこまで頑張れるかの限界値は人それぞれです。周りの人と同じようにできなくてもいいと、かあねこは思うようになりました。
2.アレルゲンの除去
(または皮脂と常在菌を落とし過ぎない)
場合によっては1.以上に大事なのがこれです。純粋に「肌に触れる物質」が原因で悪化している場合があるのです。
それがアレルゲンである場合と、洗い過ぎ(肌を守る皮脂や、常在菌を取り除きすぎる)になっている場合があると考えられます。
身体のどの部分に症状が出ていて、そこに触れるものは何かを思い出し、触れないようにしたり、使うのをやめたり、別の商品に変えたりします。
(※かあねこの場合は食物アレルギーはありません。)
効果あり
- 自分の汗
夏は9割方これが原因。
なるべく洗い流す、拭き取る。吸湿性の高い下着。ベビーパウダー使用。 - シャンプー・コンディショナー
純石鹸など、肌に優しい商品に変更。かつ、成分が身体に触れないように注意して洗う。 - 洗顔料・ボディーソープ
基本的に使わない。 - 食器洗い洗剤・掃除用洗剤
必ず手袋を着用。 - ゴム製品
かあねこはゴムアレルギーのようです……。
手袋はビニール製に変更。ゴム製品になるべく触れないように注意する。
手荒れの場合はなるべく手袋を着用し、肌への刺激を避け、皮脂と常在菌を守ります。
なお、アトピー悪化中はダメだったものでも、寛解中は平気だったりもします。
多分効果なし
塩素抜きを試したのはほんの数日です。それでよくなることはありませんでした。普通の水道水のままで、悪化もするし、寛解もします。
洗濯用石けんは長年使いましたが、意外と関係なかったです。洗濯に関しては、もし直接合成洗剤を触ったら手荒れすることは明らかなので、しっかりすすぐことが大事なのかなと思います。
効果がなかった治療法
1.健康食品・サプリメント
- 乳酸菌系いろいろ
- 海藻系の何か
- ビール酵母
他にもまだまだあるのですが、昔のことで思い出せないです。
「藁にも縋る」と言いますか、一縷の望みをかけて、色々飲みました。広告を見ているとすっかり騙されて「私も治るかもしれない!」と夢を抱いてしまうのです。
優秀なカモですね……。
今思うと、なんでこんなことに大事なお金を使ったのか、本当に不思議です。
2.漢方薬
期待していただけに、ガッカリ感が強かった。
匂いがキツくて量が多い漢方薬を、飲むこと自体がけっこう大変でした。
近所の漢方薬局と、開業医への通院で、半年ぐらいは取り組んだと思います。
全然効かない。
正直、こんなんに保険適用してていいのか? と思っちゃいましたよ……。
3.冷え取り健康法
※この健康法がアトピーに効くと標榜されているわけではありません。
私が「藁をもつかむ」思いで勝手に試しただけです。
靴下を重ね履きしたりする健康法です。
アトピーには効きません。
しかし、腰痛には劇的に効果がありました!
効果が全くなかったとは言い切れない治療法
食事制限
- 砂糖を摂らない
- 油をなるべく摂らない。摂るときはエゴマ油かオリーブ油にする。
- 糖質をなるべく摂らない
糖質制限ダイエットが流行っていた時期だったので、3.はついでにやりました。アトピーに効果があると一般的に言われているのは1.と2.です。
これは最初のひと月ぐらい、少し効果があったように思います。しかしそのまま続けていると、元に戻りました。
最初の方で効果があったのは偶然だったのかもしれません。どういう現象だったのかよく分からないので、「効果が全くなかったとは言い切れない」としました。
自分の身体の性質を知る
長い付き合いの自分の身体であり、アトピーです。
性質を知り、上手く調整して付き合っていくしかありません。
私の経験談が少しでもお役に立てれば幸いですにゃー。